2025/6/9

ヤマサちくわの味を乗せて東へ西へ。

ヤマサちくわの味を乗せて東へ西へ。

東海道新幹線、還暦おめでとう!

新幹線との出会いは五歳の時。開業前試乗で豊橋〜名古屋を初乗車!

何度乗っても、いつ乗っても、ちょっぴりワクワクする特別な乗り物”東海道新幹線”。今では無くてはならない東海道新幹線が2024年に、還暦を迎えました。本当におめでとうございます。そしていつもお世話になり、ありがとうございます。私のふるさと豊橋にとって、開業以来の新幹線駅であったことは、まちの発展や市民の生活に最高のアドバンテージです。

わたしの65年の人生の中でもたくさん過ぎる新幹線との思い出があります。東京オリンピック開会式の10日前、昭和39年10月1日に東海道新幹線が開業します。当時、私は幼稚園の年長です。祖父が地域のいろいろな役職をしていた関係で、開業前に豊橋~名古屋の試乗体験ができる機会がありました。チケットは2枚。祖父が仕事で行けない事が分かり、なんとしても祖母に連れて行って欲しい私は、祖母の周りからなかなか離れません。歴史的な事を孫に体験させてやろうという事になり、3歳の妹と5歳の私と一席に2人が並んで座って、名古屋までの短い時間ですが新幹線の乗車初体験を果たしました。今でも鮮明に覚えています。以来、今まで何回乗ったんでしょう。

沢山の思い出を乗せて走る新幹線。ヤマサちくわのCMにも50年近く登場。

新幹線に乗っている時間に思いがけないこともたくさんありました。まだ食車が付いていた頃、久しぶりにお会いした先輩から、「佐藤君 ハンバーグ食べようや!」とお誘いいただき、東京までの時間に世の中で起こっていることをご教授頂いたことは思い出深いです。現在では、豊橋~東京は二時間に一本のひかり号に乗れば、途中2駅に停車するのみで、とても早くなりました。急ぎの仕事の時には、本当に便利になりました。しかし、早いのぞみ号やひかり号を横目に、のんびりゆっくり各駅に停まるこだま号も私は好きですよ。新幹線の中では、いろいろなアイデアが浮かびます。不思議と落ち着いて考え事ができます。
新製品のアイデアを思いついたことも多々あります。そして何より、ヤマサちくわのテレビCMは、豊橋駅に到着したゼロ系新幹線から、弥次さん喜多さんが飛び出してきて「昔も今も変わらぬ旨さ! 豊橋名産ヤマサのちくわ」で50年近くやってきました。ゼロ系LOVE!です。
CMは今も当社のHPでご覧いただけます。新幹線がたくさんのお客様を運んできてくださいます。そして、新幹線に乗ってヤマサちくわの味が東へ西へお供いたします。東海道新幹線いつもありがとう!

七代目 佐藤元英

豆知識

殆どの新幹線駅のホームへは、エスカレーターで上がります。しかし、豊橋駅はエスカレーターで下がります。新幹線が地面を走ってくる駅は珍しいのですよ。

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